世界中の食材がお取り寄せできる今の時代。少し足を伸ばして都会に行けば、ありとあらゆるジャンルの料理を楽しむことができる。例えば、記念日に「明日はご馳走作るね!」と言うんだけど、じゃあご馳走ってなんだろう?っとふと自問自答。昔は高級だったり、季節限定だった食材も大半はスーパーに並んでたりして…。
と、思いながら旅に出るとやっぱりまだまだ食の世界は広大だ~と感じます。どんなに流通が発達しても、現地でしか味わえない美味しさが旅にはあります。
こちら福岡市博多区にある「河太郎」さん。前に来たのは何年前だったかな~?九州のお友達が「呼子のイカは美味しいよ」と連れて行ってくれたお店。数年ぶりに訪問しました。
この日は秋の連休中だったので、1か月ほど前に予約。なんとかお席を確保できました。当日も予約なしのお客様が何組もいらっしゃってましたが、いつ席が空くか分からないとのことで、入れず…。改めて旅のときは予約必須だなと思いました。
予約時間になり、席へ案内されました。
生簀を囲んだカウンター席。これだけでテンションあがります♪透明なイカがたくさん!北海道のスルメイカとはどう違うのかな~と眺めていると、「今日はどうしましょうか?」とお店の方がオーダーを取りに。イカのお造りや九州の郷土料理などを注文。もちろんお酒も九州の蔵元さんの日本酒で。(芋焼酎が苦手なのです…)※後日調べたところ、こちらのイカはマイカで北海道でいうスルメイカと同じ種類のものだそうです。
おおおおお!今写真みても美味しそうなイカ!キラキラツヤツヤ!私のボキャブラリーでは擬音でしか表現できないこの美しい佇まい!
いかしゅうまい~♪
煮つけ~♪
たこいなり!
このほかに、クッキングパパに出てて気になってた「おきゅうと」もいただきました。
イカは、お刺身を食べ終わったあと、ゲソの部分を天ぷらにしていただきました。航空便で運んだら、このイカも北海道で食べられるんだろうけど、この生簀を眺めながら、南の風の匂いや文化を感じ、この建物の中でいただくことが最高にご馳走だと思います。「ご馳走」とは「走りまわること、奔走すること」を意味し、お客様のために食材をかき集める人がいたのが語源です。ご馳走を食べるために客の方から出向くのもまたいいんじゃないかな、と感じた旅でした。
今回訪問したのは→河太郎 博多中洲店(福岡市内に何店舗もあり)
美味しいイカが水揚げされる現地、呼子にもあります。→河太郎 呼子店