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イタリア料理留学①「プロローグ」

2019年3月から4月の中旬までイタリアで激短期留学をし、フランスでヨーロッパ文化について学んできました。

ずっと!そのときのことをブログにしたかったのですが忙しいという言い訳でなかなか書くことが出来ず、気づけば1年経っていました。有難いことに帰国してからたくさんお仕事をいただき無我夢中で駆け抜けた時間でした。今年も頑張ろう!と思っていた矢先、新型コロナウィルスの影響で、キャンセルや料理教室の自粛などがあり、今数年ぶりにゆっくりとした時間を過ごしています。

さて!その時間を利用して、だいぶ記憶が薄れてきていますが去年行ったイタリア料理留学とフランスでの旅行記を書いていきたいと思います。

はじまりはじまり~

始まり

2016年2月―。

私&夫&夫のお父さんの3人でイタリアトスカーナ州にあるフィレンツェへ。目的は、友達夫婦に会うため。

このご夫婦との出会いは、旧旭川グランドホテル(現:OMO7)にあったシャンドールというフランス料理のレストランで催されていたワイン教室。今から何年前になるだろう。7~8年前かな。そのころ夫は30代。まだまだ仕事が忙しくて家にほとんどおらず、また誰かと関わろうという性格ではなかったため、家に人を呼んでパーティなんて信じられない!という時代でした。専業主婦で子供もおらず、友達も全然いなかった当時、しゃべる相手が夫しかいなかったので、段々言葉を忘れたりどもったりすることが多くなっていました。人間はインプットしてもアウトプットしないと退化するんだな~と実感していたころ、道新文化センターで習い事がいろいろあることを知り申し込んだのでした。

最初は、紅茶教室に参加し、それが本当にすごく楽しくて、いろんな教室に行ってみたくなりワイン教室へ。その時の講座は忘れもしない「中華料理とワインのマリアージュ」。ワインなんて富良野ワインくらいしか飲んだことない私は、とにかく一生懸命メモをとってお料理との相性を自分なりに言葉にしていたのを覚えています。そのとき向かいに座っていたのが件のご夫婦。年齢は同じくらいかな~と思いながら特にお話することもなく時間は過ぎていきました。二人は、ソムリエさんと顔見知りだったようで、私は全然分からないワインの話やお料理との合わせの話をしていました。すごいな~遠い世界の人だな~と思いながら聞き耳をたててたのは内緒w

「これを出したら、今日の教室の意味なくなっちゃうんですけどね」

ソムリエさんが、最後に笑いながら持ってきたのが温めた紹興酒。「お好みで砂糖を入れて飲んでくださいね」と、手渡された紹興酒と残ったお料理の相性たるや!それまでのワインも十分美味しかったのですが、紹興酒が出て生きた今、すべて霞んでしまいます!そんな衝撃でした。思わず「これ!紹興酒美味しいですね~合いますね~」と声に出してしまい、向かいのご夫婦も「ね~(笑)」と。最後の最後にしてお話をしたのでした。そこからいろんなことがあって、どんどん夫婦ぐるみで仲良くなっていくのですが、それはまた別の機会に…。

お互いイタリアが好きで4人で会うたびに「イタリア4人で旅行に行けたら楽しそうだね」と夢を語っていました。そのときはみんな仕事が忙しくて、友達と旅行に行くなんて夢のまた夢。「歳とって引退したら行こうね」ぐらいの酒の肴。ずっとこんな飲み会が続くのかな~と思ってた矢先、友達夫婦に異変がおこります…。

移住…!?

友達夫婦のご主人は特にワインに詳しく、その奥深い世界の知識を広めていきました。ソムリエ協会に入り、ワインエキスパートの資格を取る!という話まではよく聞く話なのですが、なんと!「1年、イタリアに移住する」と!VISAの関係上、向こうの語学学校に通いながらワインを学び、イタリアのワインソムリエの資格を取りたいとのことでした。私達夫婦は当然ものすごく驚きましたが、もともと少し破天荒な感じがあったので(笑)一生会えなくなるわけでもないし「さみしいけど…頑張ってね!会いに行くから!」と二人を見送ったのでした。

再会

それから約半年くらいかな。私たちも慣れ親しんだ旭川から名寄に転勤になり、生活がお互いに変わりました。友達夫婦はその後、たくさんの手続きをしてイタリアに旅立ち、私たちもイタリアで再会する日を心待ちにしてました。

そして2016年2月。ルフトハンザ航空でフランクフルトを経由し、フィレンツェ・ペレトラ空港へ。私たち夫婦にとって9年ぶりのイタリア、初めてのフィレンツェ!(夫のお父さんも一緒にきてます♪)

ドゥオーモが印象的な美しい街

友達夫婦はイタリアに移住してから何カ所か引っ越しをしていて、この時はフィレンツェに住んでいました。ヴェッキオ橋で有名なアルノ川の近くにアパートを借りて。

4泊6日の短い時間の中で、フィレンツェの観光と、近隣の街へ小旅行に行きました。

初めてのLucca

フィレンツェから列車で1時間半。とりとめのない話をしながら過ごす車内はあっという間。ルッカなんて聞いたことも無い街。地球の歩き方をペラペラとめくってみるけど、紹介が小さい…。「5mの城壁に囲まれてて一回も攻められたことがないんだよ」という説明に5へぇ。とかなんとかしているうちにルッカ到着。日本の地方駅に似ている。駅の構内に小さな売店、駅前にはカフェ。駅を出て歩くとそびえたつ大きな壁。

緑豊かな壁に囲まれたルッカ中心部

ルッカの街について、コーヒーを飲んだり、甘すぎて舌が溶けそうなスイーツを食べて堪能。城壁の上は5mの幅があるので普通に歩ける。その上を歩きながら、友達がふと「この街には料理学校があるんだよ」と。そのときは「そうなんだ」とうわべだけの返事しかせず特に何も思わず、この街にくることは2度とないんだろうな~と思っていました。それよりも、ワイン飲みながらずっと4人でイタリア行きたいねって話してた夢が、形は違えど叶って、本当に嬉しかった。

まさかこの3年後、再びこの地を訪れることになろうとは、このときは夢にも思っていなかったのです。

続き『イタリア料理留学②「学校選び」』

新型コロナウィルス感染予防における対策について

イタリア料理留学②「学校選び」

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