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辻調理師専門学校 別科 通信教育講座

10年ほど、独学で料理の勉強をしてきました。

たまにレストランや和食料理店主催の料理教室に通い、そのたびに自分の知識や技術の未熟さを思い知らされ、もっと上手になりたいなぁ~と。

料理関係の資格を勉強することで、知識だけはなんとか追いつくのですが、技術や理論的な部分は足りないまま…。でも今から調理師学校に通うのは難しいなあと思っていた矢先!あの!名門辻調理師専門学校に通信講座があることを知り、早速申し込みました。

私が選択したのは「西洋料理講座」。決め手は、通信講座だけでなく、年に2回のスクーリングと修了後にも講習会があり、また辻調理師専門学校のOB会にも入会でき、常に料理の情報や、携わっている方々とお話ができる機会がある、というところでした。

最初に、フランス料理とイタリア料理の厚い教科書が届きます。ここにはそれぞれの料理の体系や成り立ち、特徴、道具や素材などが分かりやすく書かれており、届いた日に読みふけってしまいました。その後1か月に1回、テキストとDVDが届き、DVDで先生の調理を見ながら、課題レポートを提出します。私は2016年4月生として入学(っていう表現でいいのかな?)。フランス料理、イタリア料理、それぞれ実習課題があり、レシピ通りに作って写真を撮り提出します。

そして、お待ちかねのスクーリング。遠路はるばる北海道から、大阪の辻調理師専門学校へ!

5日間とはいえ、まさかもう一度学生になって、しかも!辻調に通えることになるとは!夢にも思いませんでした。

スクーリングは、本科に通う生徒さんたちの夏休みと春休み中に行われるので、8月と3月です。

※ここからの画像は、8月と3月のスクーリングの様子を分けずに掲載しています。

プロとして料理を作ったことはなかったので(アルバイトで多少程度)一介の専業主婦の私が、ついていけるだろうか、みんなの足を引っ張らないだろうか、と不安でいっぱいでした。申し込みの時に、スクーリングのメニューが発表されていましたが、どれも難しそう…。ここは本当に料理の専門家の行くところなんだなぁと改めて感じました。

スクーリングの一日

授業は朝9:10頃開始。

その前に学校へ行き受付をして、白衣と帽子を受け取り着替えます。もうこの時点で緊張と調理師になった気分でドキドキ。

午前中は、座学で、その日に作るメニューを先生が丁寧に解説してくださいます。

顔だしOKいただいてないので、中途半端なプライバシー保護ですみません…。

このように大きなキッチンがあり、頭上にはモニタがあるので、先生の手の動きまで全部見ることができます。先生によって授業の雰囲気も様々。中にはあの番組にでているあの先生も!

それぞれ個性的な先生ばかりなんですが、どの先生も、面白くてわかりやすくて、2時間半~3時間の座学はあっという間に終わってしまいます。もちろん眠たくなるなんてことも全くなかったです。なじみのない素材や、調理途中の素材を確認するために、授業中に何度か席に食材がまわってきます。実際に手に取り、確かめることで、知識が深まりました。

プロ仕様のコンベクションスチームオーブンもこんな間近で見られました。

ある生徒さんはお料理大好きな奥様でしたが「この前、買っちゃった」と。

(‘Д’)えええええええええええ!

そんな方に出会えるのも通信講座ならでは。

午後からは実習です。お手洗いを済ませたら、すぐ実習に入ります。お昼は食べる時間がないのですが、このあとしっかりコースを食べるので、おなかをすかせたまま、いざ実習室へ!

またもやお見苦しいプライバシー保護ですみませんm(__)m

大きな調理台が4つある広々とした綺麗な実習室。私のときは4班に分かれて、4~5人一組に先生が一人付き、さらに全体を周りながら洗い物や手助けをしてくれる先生が教室に4人ほどいて、手取り足取り教えていただけました。

自分の技術に自信がなかったので、

「私、普通の主婦で、今日ついていけるか心配です…」

と言ったら

「ここの学校は、昨日まで包丁も持ったことないような生徒を世界で通用するシェフに育てるんだよ。だから、包丁もてるでしょ?なら大丈夫」と。なんだかこの言葉で、一気に緊張がほぐれ、のびのびと実習に参加することができました。日によって先生も変わり、やり方なども多少違いはありますが、どの先生も熱心で丁寧にご指導くださいました。常にやることはあるのですが、ソースや食材の変化の状態を随時先生が目視で確認させてくれ、質問などもしやすい環境でした。家庭では難しい調理法、手に入りにくい材料の場合などの代替案、でもこれは取り寄せてでも使って、と調理の要もしっかり教えてくださり、脳みそが追いつかないほど様々なことを学びました。

料理ができたら、お楽しみの試食です。ただ立って味見するのではなく、きちんと調理台にテーブルセッティングをして出来上がった順に一品ずつ試食していきます。この心遣いというか、食をおろそかにしない姿勢が素晴らしいと思いました。パンは先生方があらかじめ焼いておいてくださったものをいただくのですが、これもとってもおいしかったです。

 

スクーリングで作った料理の一例です。毎回こんな素敵なお料理をいただいてました。ただひとつ残念なのは!

ワインが飲めないこと!学校ですから当たり前ですが。

先生からも「これは〇〇のワインに合わせたらいいよねぇ~出せないけど(笑)」と冗談がでてました。

ここに集まった生徒さんたちも様々でした。年齢層も幅広く、授業後はみんなでお茶したり、お酒をのみにったり、勉強のためにほかのレストランへいってみたり…。料理を通して、様々な出会いがありました。この話は、今後、他の記事でお話しすることになると思います。

本格的な調理施設で、触ったこともない材料を使い、食材が魔法のように美しい料理に変化していく様は感動の連続でした。腕を上げるには、ここで学んだことを帰ってから何度も練習しなければいけませんが、入り口を示してもらったことで、モチベーションもあがり自信もつきました。そして何よりも、先生方の料理に対する情熱。おいしく食べさせたいという思いには心打たれました。

試食のとき、食べ始めてから、先生が横にきて

「あ、ソースもう少し足した方がおいしいよ」

と、すぐに鍋をサッと温めてかけてくれました。ほんの数分前に出来上がったソースなので、まだ温かいままです。でも先生は鍋肌を触って、適温にしたのです。私なら、温めなおさずにかけてしまうところです。これには本当に感動しました。こういう小さなことが料理には大切だと改めて感じました。

教科書だけでは学べないものをスクーリングではたくさん学べました。今年はどの講座も受けていませんが、次は和食か中華にいってみようかな~と考えているところです。

 

 

辻調理師専門学校 別科 通信講座はこちらから

フォアグラのテリーヌ

サーモンのポーピエット

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