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グラタン・ドフィノワ

フランスのドーフィネ地方発祥の料理といわれる郷土料理で「ドーフィネ風グラタン」という意味。

ジャガイモのグラタンは、簡単に作れてとてもおいしい料理ですが、このグラタン・ドフィノワは一般的なグラタンよりもシンプルな材料を使い、細かなひと手間を加えていきます。ポピュラーな料理ですので、現在でも付け合わせなどに使われることがあります。もちろんそのまま単品で食べてもおいしいです。付け合わせにするのか、単品で食べるのか、はたまたお酒にあわせるのか…そのときによって塩分量を調整します。

~材料~

ジャガイモ/4~5個
牛乳/150cc
生クリーム/100cc
卵/1個
ニンニク/適量
ナツメグ/適量
塩・コショウ/適量
カイエンヌペッパー/適量
バター/適量

~下準備~

・グラタン皿にバターを塗り、ニンニクをこすりつける。
・オーブンを170度に予熱しておく。

~作り方~

まず、アパレイユを作ります。アパレイユと流動状の生地を意味します。下ごしらえ用に混ぜ合わせた「タネ」を指すこともあります。今回は、牛乳、生クリーム、卵、塩、コショウ、ナツメグ、カイエンヌペッパーを混ぜ合わせたものです。カイエンヌペッパーは入れすぎると辛みが強く出ますので、少量で。

ジャガイモを薄切りにし、塩をまぶして軽くもみます。

ジャガイモが柔らかくなってきたら

しっかり絞って、水分を抜きます。そして、バターを塗ってニンニクの香りをつけたグラタン皿に、均等になるように敷き詰めていきます。ここでジャガイモの厚さに差が出ると、焼き上がりにムラがでるので丁寧に作業します。

ジャガイモを敷き詰めたら、アパレイユを流します。

170度に予熱したオーブンで45分加熱したら出来上がり。

画像はしっかりと焦げ目がついています。これはこれでおいしいのですが、ステーキなどと共にコースの付け合わせにする場合は、少し白っぽく仕上げた方が美しく見えます。

このままテーブルにだしてもいいですし、セルクルという丸形で抜いてお皿に盛り付けしても綺麗です。また、お酒とあわせるときなどは、アパレイユに白みそをいれるとコクがでて違った美味しさを楽しめます。

このお料理は、今まで私の知っていたグラタンとは全然違ってて、まずホワイトソースもチーズも使いません。ジャガイモの甘味と牛乳、生クリームの滑らかなうま味が調和して、とーってもおいしいです。レシピではナツメグやカイエンヌペッパーを使用していますが、なくても十分おいしいです。

※こちらのお料理は、出張料理教室でも取り扱っております。

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